私の坊主フレンド 大谷徹奘先生

校長 永井康博

 
 済美高校の名物行事の一つである「文化・芸術発表会」が、今年度は3月13日(木)と14日(金)に松山市民会館大ホールで開催されます。まだ5か月先のことですが、準備が着実に進んでいます。例年、外部から講師をお招きして講演をしていただいていますが、今年度は奈良薬師寺の執事長、大谷徹奘先生に2年振りにお越しいただくことが決まりました。先生は「心を耕す」をスローガンに、悩んだ時・苦しんだ時に前向きになれる言葉を発信されています。済美高校でも過去2回講演していただきましたが、生徒や教員からも大好評で、先生の言葉で勇気をもらった生徒も数多くいます。今回はどのような話が聞けるか今から楽しみです。せっかくの機会ですので、保護者の方にも後日、ご案内をしたいと考えています。
 ところで、2021年7月の校長だよりでも書きましたが、毎週金曜日に徹奘先生から「メールde法話会」と題したメールが届きます。私はそのメールを月曜日の朝、仕事が始まる前に読むのを楽しみにしています。一週間の始まりに際して、心が落ち着き、いつも活力を貰っています。薬師寺のホームページから登録すれば毎週送られてきますので、お勧めします。
 
 先日、松山市出身で第89代警視総監を務められた樋口建史さんの講演を聴く機会がありました。樋口さんは、東京大学卒業後警察庁に入庁し、警察官僚として活躍された方です。演題は「世界一安全な国・日本であり続けるために」でした。以下は講演を聴いての私の感想です。
 今の高校生にとって、「スマホ」はなくてはならないものになっています。「スマホ」の普及により、生活や活動の幅が格段に広がり、便利になったことは事実です。一方でいつ何時、犯罪に巻き込まれるかわからない現実があります。今、連日、トップニュースで取り上げられている「闇バイト」も、その一例だと思います。
 生徒達に対して、「スマホ」・「インターネット」を利用する場合の、利用者としてのモラルの向上と、安全に正しく使うための知識・能力を高めていくことの重要性を再認識しました。
 
2024年11月01日